杉のどんぶりを作ってから、夏目の透き通る白さと 冬目の金色の輝き、それらが織りなす木目の 美しさに 可能性を感じ、杉材で いろいろ作ってみようと考えております。
杉が水分による狂いが大きく出ることが分かっているので、なるべく水に濡れないものからと考えて、センターに 試験管を入れた 一輪挿しを作ってみました。 写真の 左側のものは 硝化処理を施し、中央と右側は 未処理の物です。 この杉素材は ホームセンターの無名の杉ですが、硝化処理で白太部分が 赤っぽく変色がみられました。 白太は 未処理のままの方が 白くて綺麗ですね。 吉野杉の白太は それほど 赤っぽく変色しなかったので、杉も品種や個性によって 仕上がりが変わってくるようです。 水濡れによる耐久性が必要ない場合 硝化処理せずに仕上げるのもいいのかも、とも考えております。

